【新十両昇進の錦富士】家族や恩師、歓喜と祝福の声上げる

昨秋に負った左肘の負傷を乗り越え、新十両昇進を果たした錦富士
昨秋に負った左肘の負傷を乗り越え、新十両昇進を果たした錦富士
日本相撲協会が5日に開いた大相撲秋場所の番付編成会議で決まった錦富士(十和田市出身、伊勢ケ浜部屋)の新十両昇進。角界入りから4年目でつかんだ初の関取の座に、2016年の初土俵以来、奮闘ぶりを見守ってきた家族や恩師からは、「涙があふれ出た」「.....
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 日本相撲協会が5日に開いた大相撲秋場所の番付編成会議で決まった錦富士(十和田市出身、伊勢ケ浜部屋)の新十両昇進。角界入りから4年目でつかんだ初の関取の座に、2016年の初土俵以来、奮闘ぶりを見守ってきた家族や恩師からは、「涙があふれ出た」「次は幕内を目指してほしい」と歓喜と祝福の声が上がった。[br] 「7月場所で5勝目を挙げたとき、テレビに映る息子の顔を見て、涙があふれ出た」と万感の思いを語ったのは母の小笠原真理子さん(47)。相撲を始めたきっかけは真理子さんの勧めだという。[br] 昇進を確実とした取組後の電話では、息子から「相撲の道を与えてくれてありがとう」と感謝の言葉を送られ、「それを聞いてまた涙ぐみました」と声を詰まらせた。[br] 高校時代に錦富士を指導した、県立三本木農業高相撲部監督の小笠原史男さん(42)は「先場所の幕下優勝から地力がつき、相手に物おじしない相撲が取れるようになっている」と、教え子の成長ぶりに目を細めた。[br] 県内出身力士の台頭による、競技普及にも期待を寄せ、「活躍する錦富士の姿を見て、次世代の力士が増えてくれれば。十両というスタートラインに立った次は、ぜひ幕内を目指してほしい」とエールを送った。昨秋に負った左肘の負傷を乗り越え、新十両昇進を果たした錦富士