青森県立中央病院19年度決算見込み、純利益1億9735万円/9年連続黒字

青森県立中央病院が3日公表した2019年度の決算見込みによると、単年度の収支を示す純利益は1億9735万円(前年度比1億7685万円増)で、9年連続の黒字だった。県病院局は、高額医薬品の採用による収益増加のほか、除雪費用や改修工事費が少なく.....
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 青森県立中央病院が3日公表した2019年度の決算見込みによると、単年度の収支を示す純利益は1億9735万円(前年度比1億7685万円増)で、9年連続の黒字だった。県病院局は、高額医薬品の採用による収益増加のほか、除雪費用や改修工事費が少なく経費が削減できたことが主な要因とみている。累積損益は39億7千万円の黒字だった。[br] 病院事業収益は275億2006万円(前年度比2・4%増)。このうち入院と外来などを合わせた医業収益は240億8411万円(2・3%増)。医業外収益は一般会計からの繰入金も含め、34億3595万円(3・1%増)だった。[br] 一方、病院事業費用は273億2271万円(1・7%増)。給与費や材料費などを合わせた医業費用は257億6511万円(1・3%増)。[br] 入院状況を見ると、1日の平均患者数は558人(12人減)で、病床利用率は81・5%(1・8ポイント減)。平均在院日数は12・0日(0・2日減)だった。[br] 外来患者は、地域の医療機関への紹介が増えたことで1日平均1267人(24人減)。患者1人1日当たりの診療単価は2万5297円(1773円増)になった。[br] 新型コロナウイルスの影響については、4月から患者数や収益が減少傾向にあるといい、県病院局の白山昭彦運営部長は「今後については見通せない部分もあるが、あらゆる対策を講じ医療体制の維持に努めていきたい」と話している。