宿泊者数、前年同月比6割減 県外の旅行客戻らず/青森県6月観光統計

青森県は30日、6月の観光統計(速報値)を公表した。県内主要宿泊施設(76カ所)の延べ宿泊者数は、前年同月比60・6%減の8万408人。県内主要観光施設(35カ所)の延べ入り込み客数は56・9%減の37万9094人。新型コロナウイルスの感染.....
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 青森県は30日、6月の観光統計(速報値)を公表した。県内主要宿泊施設(76カ所)の延べ宿泊者数は、前年同月比60・6%減の8万408人。県内主要観光施設(35カ所)の延べ入り込み客数は56・9%減の37万9094人。新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が発令された4、5月に比べて改善は見られたが、依然として大幅に落ち込んでおり、客足が戻っていない現状が浮き彫りとなった。[br] 6月は全国で県境をまたいだ移動の自粛が19日に解除された。休業を継続した施設も一部であったが、多くは営業を再開。一方、全国的に感染は収束しておらず、県外の旅行客は少なかった。[br] 宿泊施設を地域別に見ると、青森市(11施設)が7657人(前年同月比73・8%減)と最大の下落幅だった。県南地方では、八戸市(17施設)が2万1286人(50・6%減)、上北地域(9施設)は1万3252人(68・0%減)、下北地域(12施設)は1万1268人(48・7%減)。[br] 各観光施設の延べ入り込み客数は、県南地方では八戸市の八食センターが13万3530人(26・9%減)、十和田市の石ケ戸休憩所が1万3137人(68・9%減)、むつ市の観光交流センター「安渡館」が4928人(20・6%減)だった。[br] 県観光企画課は「4、5月の最悪な状況よりは上向きつつあるが、県外からの旅行者は戻らなかった」と指摘。先行きについては「7月は県民対象の宿泊キャンペーンが始まったので、さらなる改善を期待したい」としている。