むつ市が追加の新型コロナ対策発表/自動検温システム導入費の全額助成など

むつ市は30日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、新たに宿泊施設や観光施設の自動検温システム導入費の全額助成や、1次産業従事者への支援など10事業を実施する方針を明らかにした。31日の市議会臨時会に、事業費約2億円を盛り込んだ2020年.....
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 むつ市は30日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、新たに宿泊施設や観光施設の自動検温システム導入費の全額助成や、1次産業従事者への支援など10事業を実施する方針を明らかにした。31日の市議会臨時会に、事業費約2億円を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を提案する。[br] 新型コロナ対策第3弾となる今回は、予防医療対策、経済対策、観光業支援の3事業が柱。事業費は全て国の助成で賄う。[br] 予防医療は、感染者を受け入れるむつ総合病院の感染病棟に、移動型X線装置1台や人工呼吸器4台などを整備する。感染者が訪問した飲食店などの施設が消毒作業を実施する場合、費用の半分を助成する。[br] 経済対策は、生産者の事業継続を応援するメニューが中心。漁業者の共済掛け金3割助成、夏秋いちごの苗代助成、林業機械のメンテナンス費用助成、子牛の餌代など生産費助成を行う。[br] 観光業支援は、50人以上が宿泊できるホテルや年間1万人以上が利用する観光施設に対し、自動検温システム導入費を助成する。[br] 宮下宗一郎市長は「(不特定多数が訪れる施設など)リスクが高いところをしっかりフォローしていく」と語った。