虫や鳥のすみか整備 六戸小児童が協力/六戸高さつき沼ビオトープ化

昆虫の巣や越冬場所となる「インセクトホテル」作りを手伝う六戸小児童
昆虫の巣や越冬場所となる「インセクトホテル」作りを手伝う六戸小児童
青森県立六戸高(吉田繁徳校長)の1、2年生約110人が17日、六戸町の舘野公園内にあるさつき沼周辺のビオトープ化を進める2回目の作業を行った。今回は町立六戸小の4年生29人も協力。高校生や町民有志と共に、昆虫や鳥が生息しやすくするための環境.....
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 青森県立六戸高(吉田繁徳校長)の1、2年生約110人が17日、六戸町の舘野公園内にあるさつき沼周辺のビオトープ化を進める2回目の作業を行った。今回は町立六戸小の4年生29人も協力。高校生や町民有志と共に、昆虫や鳥が生息しやすくするための環境整備を進めた。[br] 2022年度末に閉校する同高は、地域活性化に貢献するため、身近にある同公園のさつき沼周辺の整備に着目。環境保全と生物多様性を生かした観光資源化を目指している。[br] 昨年度から生息生物の調査に取り組み、駆除が必要な特定外来生物や準絶滅危惧種の動植物を確認。今月10日から本格的な整備をスタートさせた。[br] 高校生たちは児童を「虫班」「鳥班」「ザリガニ班」の3班に分けて引率。虫班は、カブトムシが産卵しやすいよう、ウッドチップを敷き詰めた“ベッド”を作ったほか、木製の箱を積み重ね、隙間に枝葉やまつぼっくりを詰め込んだ、営巣・越冬用の「インセクトホテル」を完成させた。[br] 赤石陽向(ひな)さん(10)は「材料集めで自然を散策できて楽しい。虫のすみかをいっぱい増やしてあげたい」と笑顔を見せた。[br] ほかの班は、さつき沼に浮かべる人工浮島や鳥観察用シェルターの塗装、ザリガニを捕獲を行った。[br] また、別エリアの高校生は、池の散策路の雑草を刈り取ったり、ビオトープをアピールする看板を制作したりした。昆虫の巣や越冬場所となる「インセクトホテル」作りを手伝う六戸小児童