道東沖マイワシ水揚げ/八戸港

北海道東沖で漁獲されたマイワシの水揚げ=20日、八戸市第1魚市場
北海道東沖で漁獲されたマイワシの水揚げ=20日、八戸市第1魚市場
八戸港で大中型巻き網船が漁獲したマイワシが水揚げされ始めている。20日は北海道東沖で操業した船団の運搬船1隻が約120トンを上場。7月上旬以来となる久々の水揚げにハマは活気づいた。魚体は総じて小ぶりながら入札の結果、10キロ当たり400~3.....
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 八戸港で大中型巻き網船が漁獲したマイワシが水揚げされ始めている。20日は北海道東沖で操業した船団の運搬船1隻が約120トンを上場。7月上旬以来となる久々の水揚げにハマは活気づいた。魚体は総じて小ぶりながら入札の結果、10キロ当たり400~328円と高値で取引された。[br] 釧路沖など道東で操業する船団9カ統のうち、運搬船「第11大師丸」(399トン、静岡県沼津市)が市第1魚市場に水揚げした。[br] 大中型巻き網船によるマイワシ漁は6月以降、道東沖と三陸の宮城県沖を中心に行われている。漁場が遠いことなどから同港への水揚げは限定的。加えて、漁模様も振るわず、今月11日から上場が途絶えていた。[br] 仲買人によると、この日販売されたマイワシは「小さめで、脂の乗りも今ひとつ」で大半が冷凍、加工に回る見込みという。ただ、市水産事務所によると、今季の単価は330~290円で推移しており、今回は予想を上回る高値となった。[br] 市場関係者は「この時期は、まだはしりの状態」とし、本格化は8月以降とみる。一方、船関係者からは「魚がいない。今後の見通しは分からない」との声も漏れた。北海道東沖で漁獲されたマイワシの水揚げ=20日、八戸市第1魚市場