再処理工場、29日正式合格へ/規制委

原子力規制委員会は17日、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の審査合格証となる「審査書」について、29日の定例会合で議論するとの見通しを示した。5月に取りまとめた審査書案に対する一般からの意見などを基に議論し、問題がなければ正式.....
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 原子力規制委員会は17日、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の審査合格証となる「審査書」について、29日の定例会合で議論するとの見通しを示した。5月に取りまとめた審査書案に対する一般からの意見などを基に議論し、問題がなければ正式合格が決まる。[br] 原燃は4月に、審査会合での指摘事項を網羅した補正申請書を提出。これを受け、規制委事務方の原子力規制庁は5月の定例会合で、再処理工場で講じる安全対策が新基準に適合しているとする審査書案を提示し、規制委が了承した。その後の意見公募では約760件の意見が寄せられた。[br] 原燃は2021年度上期の完工目標を堅持しているが、安全対策工事の本格着手に必要な認可(設工認)の審査も残り、実現は厳しい状況。増田尚宏社長は完成までの一連の工程を精査し、正式合格後に公表する考えを示している。