池やシェルター整備へ 六戸高/さつき沼ビオトーププロジェクト

メダカが生息できるよう沼地周辺を整備する生徒たち
メダカが生息できるよう沼地周辺を整備する生徒たち
青森県立六戸高(吉田繁徳校長)1、2年約110人は10日、地元の憩いの場である舘野公園のさつき沼周辺で、生息する生物の調査や外来生物駆除、メダカやホタルなどが生息できる場所を作るための環境整備を実施した。同校は2022年度末の閉校までに、さ.....
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 青森県立六戸高(吉田繁徳校長)1、2年約110人は10日、地元の憩いの場である舘野公園のさつき沼周辺で、生息する生物の調査や外来生物駆除、メダカやホタルなどが生息できる場所を作るための環境整備を実施した。同校は2022年度末の閉校までに、さつき沼周辺をビオトープ化して、環境教育や観光の場として活用されることを目指す。[br] 昨年度は園内を巡って自然環境を学び、地元住民も参加した冬鳥観察会を企画開催。今回から本格的な環境整備作業を開始した。[br] 同日は、公園北側の湿地でメダカやゲンジボタルが観察できる池を作る作業を実施。里山側では、昆虫の巣や越冬場所となる「インセクトホテル」の基礎を組み上げた。沼地周辺では、野鳥を刺激せずに観察するためのシェルターとバリケードの設置を進めた。[br] 2年の生徒たちは各ゾーンに散らばり、泥だらけになりながら周辺の環境整備に励んだ。[br] 作業着に着替えて整備中の池の中に入り、専用の網を使って漂流物を取り除いた玉井真珠(しずく)さん(16)は、「思ったより大変だった。もう少しゴミを取り切りたかった」と汗を拭った。[br] 1年は、動植物の専門知識が豊富な教員や有志のアドバイスを受けながら、各班に分かれて園内を散策。虫取り網やトラップで昆虫や魚などを採集したり、植物の特徴を学んだりした。[br] 17日は町立六戸小4年も参加し、各エリアの手伝いをしてもらう予定。メダカが生息できるよう沼地周辺を整備する生徒たち