青い森信用金庫が元次長を提訴/1600万円超損害賠償請求

顧客の通帳から現金を引き出し、計1600万円をだまし取ったとして、青い森信用金庫(八戸市)が、同信金の元渉外担当次長の男性=詐欺、窃盗の罪で服役中=を相手に、被害弁償金や弁護士費用など1848万円の損害賠償を求める訴訟を青森地裁八戸支部に起.....
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 顧客の通帳から現金を引き出し、計1600万円をだまし取ったとして、青い森信用金庫(八戸市)が、同信金の元渉外担当次長の男性=詐欺、窃盗の罪で服役中=を相手に、被害弁償金や弁護士費用など1848万円の損害賠償を求める訴訟を青森地裁八戸支部に起こしたことが14日までに分かった。[br] 訴状によると、男性は同信金大湊支店で現金出納の管理業務に従事していた2016年7月から同10月までの間、むつ市内の現金自動預払機(ATM)で、顧客の普通預金口座の通帳から32回にわたり、現金計1600万円を引き出したとされる。提訴は今年6月16日付。[br] 同信金は17年11月、被害金額と遅延損害金の計1680万円を被害弁償することで顧客と和解。男性に対しては、被害弁償金額と弁護士費用を合わせた損害賠償を求めている。[br] 男性は17年11月に同信金に懲戒解雇され、18年2月に詐欺や窃盗の疑いでむつ署に逮捕された。[br] 19年3月には青森地裁が男性に懲役4年の実刑判決を言い渡した。男性は控訴、上告したがいずれも棄却されている。