完成見込み、本年度内に/八戸・荷さばき施設D棟

建設中の八戸市魚市場荷さばき施設D棟=13日
建設中の八戸市魚市場荷さばき施設D棟=13日
八戸市設魚市場の再編に伴い、小中野地区の旧市第2魚市場跡地に建設中の荷さばき施設D棟について、市は13日、工事の進捗(しんちょく)率が47%にとどまり、12月中としていた完成時期が、本年度内にずれ込む可能性を示唆した。新型コロナウイルスの影.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 八戸市設魚市場の再編に伴い、小中野地区の旧市第2魚市場跡地に建設中の荷さばき施設D棟について、市は13日、工事の進捗(しんちょく)率が47%にとどまり、12月中としていた完成時期が、本年度内にずれ込む可能性を示唆した。新型コロナウイルスの影響が大きいという。[br] 八戸グランドホテルで開かれた市魚市場運営審議会の席上、市水産事務所の担当者が説明した。閉会後の取材に「予定より遅れている」とし、完成時期の変更に含みを持たせた。直近の計画では12月中に完成させ、来年1月5日の初売り式でのオープンを目指していた。[br] 工事の遅れは、新型コロナウイルスの影響で外国からの資材調達が進んでいないことなどが主な理由。八戸みなと漁協の卸売事業撤退に伴う設計変更も一因という。一方、現時点で工費や供用開始日などの変更については明言しなかった。[br] D棟整備を巡っては、17年9月に旧施設の解体撤去工事がスタート。その際、建物からポリ塩化ビフェニールが検出されるなどしたほか、19年8月に始まった新施設の建設でも地中から岩石など障害物が見つかるなどし、工期の延期が相次いでいる。建設中の八戸市魚市場荷さばき施設D棟=13日