【新型コロナ】青森市で20代女性の感染確認/無店舗風俗店勤務、30人接客

青森市は10日、茨城県に住む20代接客業女性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。女性は店舗を構えない派遣型の風俗店勤務で、仕事のために市内に滞在し、約30人を接客。市は利用客と連絡を取れておらず、11日に市保健所内に現地危機対策本.....
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 青森市は10日、茨城県に住む20代接客業女性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。女性は店舗を構えない派遣型の風俗店勤務で、仕事のために市内に滞在し、約30人を接客。市は利用客と連絡を取れておらず、11日に市保健所内に現地危機対策本部を立ち上げ、追跡作業を進める。市内では2日連続で感染者が確認され、今回で5人目。青森県内では29人目。[br] 市によると、女性は3日に茨城県から高速バスで東京都へ移動し、新宿・歌舞伎町のホストクラブを利用した。4日は東北新幹線で移動し、午後2時ごろに青森市に到着。市内の宿泊施設を利用しながら、8日までの5日間、仕事をしていた。宿泊したのは、この1カ所だけだった。[br] 9日朝に38度の発熱があり、市内の帰国者・接触者外来を受診。10日にPCR検査を受けた結果、陽性が判明した。[br] 女性が接客した約30人は10日夕時点で特定できていない。同僚は約5人いるが、女性との接触の程度など詳細は分かっていない。[br] 小野寺晃彦市長は危機対策本部会議後の会見で、風俗店の代表者と連絡が取れない状況を明かし、「名簿がなく、利用者を追うのが難しい状況。(この事態をきっかけに)感染経路不明者が発生する事態を危惧している」とし、利用者の追跡などに全力を挙げる考えを示した。[br] 前多正博副市長が本部長を務める現地危機対策本部では、市新型コロナウイルス感染症特別対策室の人員が業務に当たり、女性の接客を受けた約30人の特定を進める。[br] 無店舗型風俗店に勤務する女性の感染確認を受け、小野寺市長は「今回の事例発生に類する接客業の利用を控えるなど、市民には冷静な対応をお願いしたい」と市民に呼び掛けた。