「スワン」日本推理作家協会賞の呉勝浩さん/リモート会見で喜び語る

リモート会見後、写真撮影に応じる呉勝浩さん
リモート会見後、写真撮影に応じる呉勝浩さん
直木賞候補にもなった「スワン」(KADOKAWA)で、第73回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した八戸市出身の作家呉勝浩(ごかつひろさん)(38)=大阪市在住=が10日、都内でリモート記者会見に臨んだ。同業の推理作家が選.....
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 直木賞候補にもなった「スワン」(KADOKAWA)で、第73回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した八戸市出身の作家呉勝浩(ごかつひろさん)(38)=大阪市在住=が10日、都内でリモート記者会見に臨んだ。同業の推理作家が選考する賞で、「先輩方にいい作品だと太鼓判を押してもらえた。同時に自分なりの小説をもっと書かなければと奮い立たせてくれた」と喜びを語った。[br] 「スワン」は、主人公の女子高生ら銃乱射事件を生き延びた被害者たちの“その後”に焦点を当てた作品。選考委員からは「熱量と密度において群を抜いていた」と高く評価された。[br] 第41回吉川英治文学新人賞とのダブル受賞となり、「過去8作品の反省点をクリアしたいと思っていた。集大成と言える作品となった」と自信をのぞかせた。[br] いずれは地元八戸を舞台に小説を書きたいという呉さん。近い将来に挑めるかとの問いに「(実力的に)まだ全然無理」と笑い、「自分にとってすごく大切な作品になる。ミステリーではなく、文章で読ませることができるようになったら書きたい」と話した。[br] 会見には、短編部門で同賞を受けた青森市出身の矢樹純さん=神奈川県在住=も出席した。リモート会見後、写真撮影に応じる呉勝浩さん