八戸高専・自殺未遂問題 第三者調査委が報告書まとまる

2017年に八戸高専の男子学生=当時(17)=が自殺を図り、下半身不随の大けがをした問題で、同校が設置した外部有識者で組織する第三者調査委員会が報告書をまとめたことが、10日までに分かった。同校は開示時期については未定としつつ、「元学生の家.....
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 2017年に八戸高専の男子学生=当時(17)=が自殺を図り、下半身不随の大けがをした問題で、同校が設置した外部有識者で組織する第三者調査委員会が報告書をまとめたことが、10日までに分かった。同校は開示時期については未定としつつ、「元学生の家族に開示するため、双方の代理人の間で調整を行っている」と明らかにした。[br] 元学生は友人の父親から脅迫を受け、自殺を図る前に学校側へ相談したものの、対応に不満があったとして、この父親と、同校を運営する国立高専機構(東京)を相手取り、約1億4500万円の損害賠償を求めた民事裁判を両親と共に起こしている。[br] 同校は19年4月、外部有識者で組織する第三者調査委員会を設置。今年6月までに計9回の審議を経て、同30日付で報告書を提出した。委員会の構成メンバーは公表していない。[br] また同校は、報告書開示の窓口を民事裁判の学校側代理人に指定したところ、元学生側から今月9日に文書で抗議を受けたことを明らかにした。同校は「元学生側にとっても不利益にはならないと考えている」としている。