速やかな電力復旧へ災害時連携 東北電力の子会社と六ケ所村が協定

災害時の協力に関する協定を締結した戸田衛村長(左)と野口健彦所長=9日、六ケ所村役場
災害時の協力に関する協定を締結した戸田衛村長(左)と野口健彦所長=9日、六ケ所村役場
大規模な地震や台風による停電などの発生に備え、六ケ所村と東北電力ネットワーク三沢電力センター(三沢市、野口健彦所長)は9日、災害時の協力に関する協定を締結した。災害情報の共有や資材置き場の確保などに連携して取り組み、速やかな電力復旧につなげ.....
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 大規模な地震や台風による停電などの発生に備え、六ケ所村と東北電力ネットワーク三沢電力センター(三沢市、野口健彦所長)は9日、災害時の協力に関する協定を締結した。災害情報の共有や資材置き場の確保などに連携して取り組み、速やかな電力復旧につなげる。同ネットワークは青森県内の全ての自治体と同様の協定を締結する考え。[br] 協定締結は2019年秋に発生した千葉県の台風被害で、停電が長期化したことを教訓とした国の方針。電力設備の円滑な復旧を図るため、電力業者と関係自治体が協力体制を構築することを目指す。村は10年に東北電力と電力復旧についての協定を結んでいるが、これを廃止した上で内容をより具体的にした。[br] 今回の協定は▽医療機関や官公署、避難所の電力復旧優先▽村の災害対策本部への社員派遣▽電力復旧のための道路状況回復▽資材置き場として村施設の利用―などを定めている。[br] 村役場で行われた締結式では、戸田衛村長と野口所長が協定書を交わした。戸田村長は「迅速な応急復旧で村民が安心感を得られる。心強く感じる」、野口所長が「これまでの協定を強化した。停電の場合は早急に復旧できるように努力したい」とそれぞれ述べた。災害時の協力に関する協定を締結した戸田衛村長(左)と野口健彦所長=9日、六ケ所村役場