水資源、大切に使おう 八戸・三条小で出前授業

水がどれだけ汚れているかを実験で確かめる児童
水がどれだけ汚れているかを実験で確かめる児童
八戸市立三条小(河村雅庸校長)で2日、市環境政策課が企画する出前環境学習会が行われ、4年生49人が、実験や講話を通じて水資源の大切さについて理解を深めた。 市職員の講話では、コップ1杯の牛乳を川に流すと、魚がすめる水質にするために、300リ.....
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 八戸市立三条小(河村雅庸校長)で2日、市環境政策課が企画する出前環境学習会が行われ、4年生49人が、実験や講話を通じて水資源の大切さについて理解を深めた。[br] 市職員の講話では、コップ1杯の牛乳を川に流すと、魚がすめる水質にするために、300リットルの浴槽11杯分の水が必要なことや、市内を流れる新井田川が30年前まで「死の川」と呼ばれ、魚がすめない川だったことなどが説明された。[br] 化学的酸素要求量(COD)の数値によって、どれだけ水が汚れているか調べる実験では、しょうゆや牛乳を千倍に薄めた水や、同市の浅水川の水など6種類の水質を調査。試薬入りのチューブに水を入れて、変化した水の色を比色表の色と比べ、CODの数値を調べた。[br] 児童は、一度川が汚れると、きれいになるまで長い時間がかかることを学びながら、身近にあるしょうゆや牛乳が、千倍に薄めても魚がすめる水質にはならないことに驚いた様子だった。[br] 芦田咲耶(さくや)さん(9)は「川の水が(CODの数値が)ゼロじゃなかったのが意外だった。なるべく水を汚さないように生活したい」、山口航太朗君(9)は「水は汚すのは簡単だけど、きれいにするのは難しいと知った。限られた水資源を節約して大切に使っていく」とそれぞれ話した。水がどれだけ汚れているかを実験で確かめる児童