19年度決算、損失5015万円で2期連続赤字/八戸みなと漁協

八戸みなと漁協(岡沼明見組合長)は29日、八戸市水産会館で通常総会を開き、2019年度の業務報告などを原案通り承認した。19年度決算は、損失が5015万円で前年度より46万円膨らみ、2期連続の赤字となった。 赤字は10、18年度に続き3度目.....
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 八戸みなと漁協(岡沼明見組合長)は29日、八戸市水産会館で通常総会を開き、2019年度の業務報告などを原案通り承認した。19年度決算は、損失が5015万円で前年度より46万円膨らみ、2期連続の赤字となった。[br] 赤字は10、18年度に続き3度目。北太平洋のアカイカが好漁だった一方、八戸沖では台風などにより主力のスルメイカとサバの操業日数が限定。定置網でもサケが不振を極めた。[br] 事業損失は1095万円圧縮したものの6557万円、経常損失が817万円縮小の4220万円だった。[br] 事業総取扱高は47億6200万円(18年比16%減)。特に、主要事業の卸売りは数量1万3969トン(計画比30%減)、金額41億4064万円(28%減)と大幅に落ち込んだ。[br] 卸売り事業は3年連続で振るわず、今後を見据え今月20日で廃止。さらに種苗施設も老朽化のため、今年12月末で停止することを決めた。[br] 20年度は指導、購買といった各事業や、海業支援施設「浜市場みなとっと」の運営に力を注ぐ。