【新型コロナ】八戸三社大祭「はちのへ山車振興会」が7月31日~8月16日にマチニワで山車3台展示へ

7月31日~8月16日に小型の伝統山車3台が展示される「マチニワ」=26日、八戸市中心街
7月31日~8月16日に小型の伝統山車3台が展示される「マチニワ」=26日、八戸市中心街
新型コロナウイルス感染拡大の影響により今年の八戸三社大祭で山車運行、展示が取りやめになったことを受け、全27山車組で組織する「はちのへ山車振興会」は26日、八戸市中心街の「マチニワ」を会場に、7月31日~8月16日の期間に小型の山車3台を展.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 新型コロナウイルス感染拡大の影響により今年の八戸三社大祭で山車運行、展示が取りやめになったことを受け、全27山車組で組織する「はちのへ山車振興会」は26日、八戸市中心街の「マチニワ」を会場に、7月31日~8月16日の期間に小型の山車3台を展示する計画を明らかにした。振興会メンバーが昭和30~40年代の伝統山車を再現。今年で三社大祭が発祥300年目を迎える記念を祝福し、市民が祭りの伝統に触れる機会を創出する。7月1日からは中心街でお囃子(はやし)を奏でる企画もスタートさせ、コロナ禍に負けない祭りの魅力を発信したい考えだ。[br] いずれの企画も感染予防対策を講じて実施する方針で、八戸地域で感染が落ち着きつつある状況を踏まえ、振興会で検討を重ねてきた。小笠原修会長は「三社大祭の伝統を継承していきたい。市民の皆さんが祭りのムードを感じられるような取り組みにし、一緒に新型コロナの収束も願う」と意義を説明する。[br] 展示用の山車制作は7月初旬にスタートする予定。龗(おがみ)、長者山新羅、神明宮の3神社の附祭グループで1台ずつ作る。山車の“原点”に立ち返り、基本型である岩、波、建物の3パターンの伝統山車を想定する。 1台のサイズは幅、奥行き共に約2・7メートル。高さはバランスを見て調整する。長者まつりんぐ広場で「3密」を避けながらパーツなどを作り、マチニワで組み立てる。ベテラン勢の知識を生かし、昭和30~40年代当時の色使いも再現する。[br] 帰省客にも山車を楽しんでもらおうと、展示期間はお盆までに設定。虎舞などの郷土芸能やお囃子の披露も実施を検討している。[br] 一方、7月1日にスタートするお囃子の演奏は、六日町の「いわとくパルコ」前が会場。地元山車組の六日町附祭若者連を中心に、各山車組の有志が参加する予定だ。同1~3日は午後7時開始で、それ以降は日程を調整しながら同月下旬まで随時開催するという。[br] 小笠原会長は「例年であれば、お囃子の練習は夏の風物詩。今年も笛や太鼓の音色を響かせ、新型コロナで客足が落ち込む中心街も元気にしたい」と話した。7月31日~8月16日に小型の伝統山車3台が展示される「マチニワ」=26日、八戸市中心街