久慈市漁協総代会/秋サケ不漁で震災後初の赤字

久慈市漁協(皀健一郎組合長)は24日、同漁協で書面決議の総代会を行い、2019年度事業報告など10議案を原案通り承認した。前年度756万円の黒字だった経常利益は4098万円の赤字となり、損失金4131万円を計上。主力の秋サケが不漁で、東日本.....
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 久慈市漁協(皀健一郎組合長)は24日、同漁協で書面決議の総代会を行い、2019年度事業報告など10議案を原案通り承認した。前年度756万円の黒字だった経常利益は4098万円の赤字となり、損失金4131万円を計上。主力の秋サケが不漁で、東日本大震災の影響を受けた11年度以来、8期ぶりの赤字となった。[br] 全体の売上高に当たる事業収益は前年度比13・9%減の36億5801万円。水揚げ実績は数量が4・2%減の7178トン、金額が21・8%減の16億6132万円だった。[br] 巻き網船の誘致でサバとイワシは堅調だったが、数量が7割減の499トンまで落ち込んだ秋サケの不振が響いた。スルメイカは引き続き低調。ウニとアワビは数量、金額ともに前年度をやや下回った。