不当取り調べで精神的苦痛 原告女性自衛官の請求棄却/地裁八戸

2018年5月、航空自衛隊北部航空警戒管制団(三沢市)所属の女性自衛官(同市)が、航空警務官の不当な取り調べによって、精神的苦痛を受けたなどとして、国に230万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、青森地裁八戸支部であり、岩﨑慎裁判長は「.....
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 2018年5月、航空自衛隊北部航空警戒管制団(三沢市)所属の女性自衛官(同市)が、航空警務官の不当な取り調べによって、精神的苦痛を受けたなどとして、国に230万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、青森地裁八戸支部であり、岩﨑慎裁判長は「違法な行為が行われたとは認められない」として、原告の請求を棄却した。[br] 判決によると、同年4月に発覚した空自三沢基地内で行政文書が窃取された事件で、警務官は女性に対し、取り調べやポリグラフ検査、供述の裏付け捜査を行ったが、事前に任意であることを告げるなどしており、捜査手法に問題はないと判断した。[br] 原告側は、裁判所の令状がないのに警務官に指紋採取をされ、身に覚えのないことへの自白を強要されたほか、女性の自宅周辺や利用している店で聞き込み行い、女性が犯罪に関わっていると告げたなどと主張していた。[br] 原告代理人は「控訴するかどうかは本人と話し合って決める」とした。