田子神楽学ぶ講座開講/園児から高校生まで29人

真剣な表情で田子神楽の稽古に励む子どもたち
真剣な表情で田子神楽の稽古に励む子どもたち
児童生徒が田子町の伝統芸能「田子神楽」を学ぶ講座が12日、同町中央公民館を会場に開講した。今年は小学生21人、中学生6人、高校生1人に保育園児1人を加えた計29人が参加。10月の「田子ひとくるめゃ文化祭」での発表へ向け、月2回の稽古に励む。.....
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 児童生徒が田子町の伝統芸能「田子神楽」を学ぶ講座が12日、同町中央公民館を会場に開講した。今年は小学生21人、中学生6人、高校生1人に保育園児1人を加えた計29人が参加。10月の「田子ひとくるめゃ文化祭」での発表へ向け、月2回の稽古に励む。[br] 同講座は、400年以上の歴史を持つ神楽の継承の場として、町教委(宇藤裕夫教育長)と田子神楽保存会(宇藤堅一会長)が毎年開講している。本来は5月に開く予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期されていた。[br] 待ちわびた初回の稽古に臨んだ子どもたちは、お手本を見ながら「番楽」「傘舞」などの演目に挑戦。会場に響くお囃子(はやし)の中、真剣な表情で振り付けを学んでいた。[br] 小学1年生から受講している田子中3年、中村瞳月さん(14)は「盆舞」を発表する予定。「今年もお客さんに喜んでもらえるよう、振り付けをしっかり覚えたい」と意気込む。[br] 宇藤会長は「田子に生まれ育った子どもたちが、田子の財産である神楽を受け継いでくれたら。講座の仲間とも友達になってほしい」とほほえんだ。真剣な表情で田子神楽の稽古に励む子どもたち