ぷっくり鮮やかな緑色 スナップエンドウ三八地域で収穫盛ん/作業負担少なく生産者増

最盛期を迎えたスナップエンドウの収穫に励む坂本文徳さん=17日、南部町杉沢
最盛期を迎えたスナップエンドウの収穫に励む坂本文徳さん=17日、南部町杉沢
三八地域で近年、生産者が増えているスナップエンドウが収穫の最盛期を迎えている。南部町杉沢の畑では17日、農家の坂本文徳さん(39)がぷっくりとした鮮やかな緑色のさやを次々と摘み取っていた。収穫は7月中旬まで続く。 スナップエンドウはサクサク.....
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 三八地域で近年、生産者が増えているスナップエンドウが収穫の最盛期を迎えている。南部町杉沢の畑では17日、農家の坂本文徳さん(39)がぷっくりとした鮮やかな緑色のさやを次々と摘み取っていた。収穫は7月中旬まで続く。[br] スナップエンドウはサクサクした食感が人気で、安定した需要がある。軽量で作業負担が少ないため、ほかの作物から転作したり、新規に栽培したりする農家が増加。2019年の八戸農協の生産者数は175人で、5年間で約4倍に。面積は9・3ヘクタールと、5倍以上増加した。[br] 坂本さんは3年前、キヌサヤからスナップエンドウに切り替えた。約20アールの畑では、6月初旬から収穫が始まり、「キヌサヤに比べ単価は安いが、選別の手間が減ったので作業が楽になった。他の作物の仕事もはかどるので、切り替えてよかった」と話していた。[br] 八戸農協八戸営農センターの足澤和係長は「ほかの作物より早い時期に収穫でき、資材などの初期投資もかからないので取り組みやすい。管内の生産量は県内トップで、産地として定着してきた」とした。最盛期を迎えたスナップエンドウの収穫に励む坂本文徳さん=17日、南部町杉沢