三八地域の園地で着果不良確認、県など原因究明へ/ジュノハートは影響少

今シーズン、三八地域で天候不順が原因とみられるサクランボの着果不良が確認されている。特に主産地の南部町名川地区で不作の園地が目立ち、全体的な収穫量は少なめと見込まれる。一方、園地により作柄に開きがあり、青森県は原因究明に乗り出す方針だ。 南.....
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 今シーズン、三八地域で天候不順が原因とみられるサクランボの着果不良が確認されている。特に主産地の南部町名川地区で不作の園地が目立ち、全体的な収穫量は少なめと見込まれる。一方、園地により作柄に開きがあり、青森県は原因究明に乗り出す方針だ。[br] 南部町名川観光さくらんぼ園振興会が1日に町内の観光農園32カ所で実施した作柄調査によると、主力品種・佐藤錦の着果数は「平年より少なめ」とされ、その後も果実が生育不良のまま落果する園地があった。[br] 原因について、県三八地域県民局農業普及振興室は▽4月17日の低温(三戸・最低気温マイナス3・3度)▽開花期の5月3日の高温(同・最高気温29・9度)―を挙げつつ、「不作の園地もあれば平年並みの所もあり、ばらつきが大きい。気温だけで説明し切れない面もあり、詳しい気象データを解析するなど原因究明に努める」としている。[br] 一方、全国デビューを控える県独自品種のジュノハートについて、県りんご果樹課は「影響が少なく、見込んでいた収穫量は確保できる」としている。