二戸・金田一温泉センター整備/木造から鉄骨造りに変更

二戸市は15日の市議会定例会本会議で、同市金田一に公民連携で整備する温泉施設の概要を明らかにした。当初計画では岩手県産木材を使用した木造2階建てとしていたが、当初予定より膨らんだ建設費の抑制や工期短縮のため、鉄骨造り2階建てとする方針を示し.....
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 二戸市は15日の市議会定例会本会議で、同市金田一に公民連携で整備する温泉施設の概要を明らかにした。当初計画では岩手県産木材を使用した木造2階建てとしていたが、当初予定より膨らんだ建設費の抑制や工期短縮のため、鉄骨造り2階建てとする方針を示した。[br] 市は3日の市議会議員全員協議会で、建設費が予算内に収まらないことから当初の計画を断念することを報告。予算は当初、約6億円を見込んでいた。[br] 新たな計画では建設費が1億5千万円増え、7億5千万円となる。一方、建設費を抑えるため、施設規模は縮小され、宿泊部屋数はシングル31室、和室3室、ツイン5室で定員84人となる。[br] 温泉センター整備などのために設立された地元の特定目的会社「カダルエステート」が整備し、建設費のうち2億5千万円を市が負担する。[br] 15日の本会議では、議員から「事業費は増えるのに、なぜ規模が縮小されるのか」「計画を再検証すべきだ」などの意見や質問が相次いだ。[br] 藤原淳市長は建設費について、「経営を考慮して施設規模を再検討した結果、規模は縮小となり、事業費は増額となった」と説明。引き続き建設を進める考えを強調した。