PCR検査1日最大250件、病床数225床に拡充へ/青森県

青森県は10日、新型コロナウイルス感染拡大の第2波に備え、PCR検査と患者の受け入れ体制をそれぞれ拡充する方針を明らかにした。PCR検査は八戸市などに設置される「地域外来・検査センター」を含め、1日当たり最大250件を実施可能とする。感染患.....
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 青森県は10日、新型コロナウイルス感染拡大の第2波に備え、PCR検査と患者の受け入れ体制をそれぞれ拡充する方針を明らかにした。PCR検査は八戸市などに設置される「地域外来・検査センター」を含め、1日当たり最大250件を実施可能とする。感染患者の入院病床は225床の確保を目指す。[br] 現在のPCR検査の実施可能件数は、県環境保健センター(青森市)の26件と県外民間検査機関に委託できる約70件の計96件。八戸、青森、弘前の3市でも検査可能となる。 県が10日公表した2020年度一般会計補正予算案では、地域外来・検査センター運営業務の委託費として3177万円を計上。今後、複数の場所でクラスター(感染者集団)が同時発生する場合を想定し、最大250件まで検査件数の拡充を図る。 感染患者の受け入れ体制について、県は現在、感染症病床は128床、軽症者らが療養する宿泊施設は30室を確保している。[br] 県は第2波の到来による入院患者数を1日当たり最大75人と想定。患者数の急増に対応するため、75人の3倍である225床を必要病床数と試算した。[br] 三村申吾知事は10日の危機対策本部会議で「県外の一部の地域では再び感染拡大が確認されている。引き続き気を緩めることなく感染拡大防止対策と医療提供体制に万全を期す」と話した。