【新型コロナ】外出自粛で青森県内5割の子どもに心身に悪影響/全国認定こども園支部調査

全国認定こども園協会は9日までに、子育て世代を対象とした新型コロナウイルスの影響に関する調査の結果を公表した。0~6歳の乳幼児を持つ青森県内の保護者の約半数が、外出自粛や保育施設などの休園で「体力の低下」「大人から離れたがらない」など子ども.....
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 全国認定こども園協会は9日までに、子育て世代を対象とした新型コロナウイルスの影響に関する調査の結果を公表した。0~6歳の乳幼児を持つ青森県内の保護者の約半数が、外出自粛や保育施設などの休園で「体力の低下」「大人から離れたがらない」など子どもの心身に気になる変化があったと回答。協会青森県支部の田頭初美支部長は「認定こども園として全ての子どもの生活のために何ができるかしっかり考えていく」としている。[br] 調査は、全国私立保育園連盟などと協力し、5月15~25日にインターネット上で実施。全国5777人から回答があり、青森県内の回答者234人について、県支部が独自に分析した。[br] 変化があったと答えた保護者の回答内容で、最も多かったのは「メディアの利用増加」で27・6%。「きょうだいげんかの増加」が16・4%、「体力の低下」が16・0%、「生活が不規則になった」が14・2%と続いた。「大人から離れたがらない」(5・2%)「いきなり大声を出す」(3・4%)など、これまでにはなかった子どもの行動を心配する声も上がった。[br] 保護者自身も70・1%が子どもとの過ごし方や心身の疲弊などで「子育てや生活で困った」と感じ、具体的な変化では「イライラして怒りっぽくなった」(22・0%)「子どもを叱ることが増えた」(19・9%)が目立った。[br] 調査報告書では今後検討すべき課題として、国や自治体から示された施設の感染症対応に統一性がなかったとして、情報発信一元化のためのネットワーク構築やスーパーなどで「子連れ時間帯」を設けることなどを提案している。