「青森きくらげ」命名、ロゴマークも発表 今年は県内で約2トン販売/県林業研究所開発の新品種

7月にもデビューする「青森きくらげ」。独自のロゴマークを貼って販売する=9日
7月にもデビューする「青森きくらげ」。独自のロゴマークを貼って販売する=9日
青森県産業技術センター林業研究所(平内町)が開発した新品種のキクラゲについて、県やキノコ生産者らで組織する生産・販売振興会は9日、「青森きくらげ」と命名した。商品パッケージに貼るロゴのデザインも決定。7月にもデビューする。今年の生産量は約2.....
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 青森県産業技術センター林業研究所(平内町)が開発した新品種のキクラゲについて、県やキノコ生産者らで組織する生産・販売振興会は9日、「青森きくらげ」と命名した。商品パッケージに貼るロゴのデザインも決定。7月にもデビューする。今年の生産量は約2トンの予定で、県内のみの販売となる。[br] 研究所で開かれた振興会の設立会合で、県が青森きくらげとロゴの素案を提示し、了承された。また、生産対策として直径5センチ以上を出荷基準の目安とし、栽培施設の定期的な散水と通気性の確保を呼び掛けた。[br] 県総合販売戦略課などによると、名前とロゴは生産者の意見などを基に作成した。名前は、県産を強調する「青森」と、キクラゲの柔らかさを連想させるため、あえて平仮名に。ロゴは、キクラゲのように波打ったデザインの中央に県の地形をかたどった。[br] 青森きくらげは「アラゲキクラゲ」の新品種。育てやすく、涼しい青森県の夏でも生産できるため、キノコ生産者が主力としているシイタケの生産が落ち込む夏場の収益確保が期待できる。肉厚で、味にクセがなく料理全般に合う。[br] 振興会は、県や県関係機関と県内の27事業者で構成。入会した事業者に限り、新品種の菌床が研究所から配布される。会長に就任した生産者の大沢豊さん(65)=五戸町在住=は「新たなキクラゲを多くの県民に食べてもらいたい」とPRした。7月にもデビューする「青森きくらげ」。独自のロゴマークを貼って販売する=9日