宿泊事業者に100万円支給 感染防止対策の設備費用も補助/岩手県

会見で新たな支援策について説明する達増拓也知事=8日、岩手県庁
会見で新たな支援策について説明する達増拓也知事=8日、岩手県庁
岩手県は8日、新型コロナウイルス対策を巡る新たな支援策を発表した。大きな影響を受けた宿泊施設に、1施設当たり100万円の支援金を支給。感染防止対策に必要な設備整備などの費用を、宿泊施設には200万円、飲食店や小売店には10万円を上限に補助す.....
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 岩手県は8日、新型コロナウイルス対策を巡る新たな支援策を発表した。大きな影響を受けた宿泊施設に、1施設当たり100万円の支援金を支給。感染防止対策に必要な設備整備などの費用を、宿泊施設には200万円、飲食店や小売店には10万円を上限に補助する。県内の宿泊施設を利用する県民に対しては1泊当たり2千円を助成する。[br] 支援金は、売り上げが前年同期と比べて50%以上減少し、県の観光振興施策の趣旨に沿って独自の計画を策定した宿泊施設が対象。約800施設への支給を想定している。[br] 宿泊施設が防止対策に必要な設備を整備する場合は、200万円を上限に費用の3分の2を補助。飲食店、小売店が防止対策や業態転換に取り組むための補助は、上限10万円とする。[br] 県民が県内の宿泊施設を利用する場合、宿泊料は県が単独で1泊当たり2千円を助成。加えて、市町村が地元の施設利用者に実施する宿泊料助成にも、県は上限2千円まで2分の1を補助する。[br] 県出身で県外に住む大学生が県内で就職活動を行う際は、1人当たり最大2万円の交通費と宿泊費を補助。既に実施している中小事業者への家賃補助は、補助条件である、3カ月間の売上高の減少率を50%以上から30%以上に緩和した。[br] これらの支援策を進めるため、県は同日、総額244億9900万円を追加する2020年度一般会計補正予算案を発表。11日の県議会臨時会に提案する。[br] 達増拓也知事は同日の会見で「観光関係は収入減が大きい。まとまった支援が役に立つよう期待している」と述べた。会見で新たな支援策について説明する達増拓也知事=8日、岩手県庁