東北新幹線盛岡―八戸間利用者数 5月は87%減/JR東

東北新幹線の利用者数などを説明する石田亨支社長=8日、青森市
東北新幹線の利用者数などを説明する石田亨支社長=8日、青森市
JR東日本盛岡支社の石田亨支社長は8日、青森市で定例会見を開き、4、5月の東北新幹線盛岡―八戸間の利用者数が新型コロナウイルスの影響で、いずれも前年同月比で8割以上減少したことを明らかにした。一方、5月25日の緊急事態宣言解除を受け、6月に.....
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 JR東日本盛岡支社の石田亨支社長は8日、青森市で定例会見を開き、4、5月の東北新幹線盛岡―八戸間の利用者数が新型コロナウイルスの影響で、いずれも前年同月比で8割以上減少したことを明らかにした。一方、5月25日の緊急事態宣言解除を受け、6月に入り改善の兆しが見られるという。石田支社長は「利用が100%戻るには長い時間がかかると思う。観光客をいかに取り戻すかが今後の鍵だ」との見方を示した。[br] 同支社によると、盛岡―八戸間の利用者数は2月は11%減にとどまっていたが、移動の自粛が拡大した3月は52%減、4月は85%減、5月は87%減と急落。観光客の減少が背景にあると見られる。直近の6月1~7日は74%減とやや改善した。[br] 国は今夏、新型コロナで影響を受けた国内観光の需要を喚起する「Go Toキャンペーン」を行う方針を示している。石田支社長は「国や青森県の動向を見ながら、臨時列車やイベントなどの再開を判断したい。海外旅行の先行きが見通せない中、国内旅行の需要は大きくなるはずだ」と期待を寄せた。[br] 来年4~9月に東北6県で行われる大型観光企画「東北デスティネーションキャンペーン(DC)」については、「実施する方向で準備を進めている」と述べた。[br] このほか、在来線の利用状況も公表。JR青森駅の自動改札機の通過人数を元に調べた結果、2月8%減、3月28%減、4月53%減、5月50%減だった。東北新幹線の利用者数などを説明する石田亨支社長=8日、青森市