五戸町に細字画を寄贈

若宮佳一町長(右)に作品を手渡す小笠原義高さん
若宮佳一町長(右)に作品を手渡す小笠原義高さん
五戸町倉石又重の農業小笠原義高(号・渓雲)さん(73)が、数ミリサイズの1456個の小さな字を書き並べ、「心」という一文字の細字画を制作した。完成に約2カ月を要した力作で、小笠原さんは「心を一つにして新型コロナウイルスの感染防止に努めてほし.....
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 五戸町倉石又重の農業小笠原義高(号・渓雲)さん(73)が、数ミリサイズの1456個の小さな字を書き並べ、「心」という一文字の細字画を制作した。完成に約2カ月を要した力作で、小笠原さんは「心を一つにして新型コロナウイルスの感染防止に努めてほしいとの思いを込めた」と話している。[br] 細字画は、毛筆と墨を使って微小な文字を書き連ね、大きな字や絵に仕立てた作品で、小笠原さんは40年以上前から制作を続けている。[br] 今回の作品は3月上旬から書き始め、仕事を終えた後に、毎夜3時間ほどを作業に費やした。小さな字も全て「心」の字で、筆を返す部分に特に気を使ったという。[br] 小笠原さんは2日、町役場を訪れ、作品を寄贈。若宮佳一町長に作品の特徴を説明し、「墨を付けすぎると字がつぶれてしまうし、少なすぎるとうまく書けないので、加減が難しかった」と苦労を語った。[br] 若宮町長は「全部心の一文字だが、それぞれ異なる形になっていて本当にすごい。大切に飾らせてもらう」と感謝していた。作品は町役場2階に展示されている。若宮佳一町長(右)に作品を手渡す小笠原義高さん