新型コロナ感染者対応の看護職へ危険手当を 青森県看護協会、県に要望

有賀玲子健康福祉部長(右)に要望書を手渡す柾谷京子会長=27日、青森県庁
有賀玲子健康福祉部長(右)に要望書を手渡す柾谷京子会長=27日、青森県庁
青森県看護協会(柾谷京子会長)は27日、新型コロナウイルス感染者の対応に当たる看護職へ危険手当や宿泊費支給などを求める要望書を県に提出した。 看護師は感染者の看護やPCR検査の採取に関わることがあり、感染リスクが高い。県内では十和田市中央病.....
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 青森県看護協会(柾谷京子会長)は27日、新型コロナウイルス感染者の対応に当たる看護職へ危険手当や宿泊費支給などを求める要望書を県に提出した。[br] 看護師は感染者の看護やPCR検査の採取に関わることがあり、感染リスクが高い。県内では十和田市中央病院で院内感染が発生し看護師4人が感染した。[br] 協会によると、放射線を扱うなど危険な業務に当たった場合に支給される危険手当は、各自治体によって異なるが、1日300~400円程度。また、家族への感染を恐れて自宅には帰らず宿泊施設に泊まる職員もいるという。[br] 要望項目は▽危険手当支給と宿泊費の助成▽妊娠中の職員の早期休業に伴う代替職員の雇用支援▽介護施設における介護職のスキルアップ支援―の3点。[br] この日、県庁を訪れ、有賀玲子健康福祉部長に要望書を手渡した柾谷会長は「看護職は24時間、3密を避けられない状態で感染リスクが高い。感染の不安を常に抱えながら業務に従事している」と支援を求めた。[br] 有賀部長は「危険を顧みず医療を支えている看護職の皆さんに頭が下がる思い。国の動きを注視しながら検討していく」と述べた。有賀玲子健康福祉部長(右)に要望書を手渡す柾谷京子会長=27日、青森県庁