地方創生カシオペア講座 福岡高でスタート/卒業生大谷さんが講義

グループワークで生徒にアドバイスを送る大谷史也さん(中央)
グループワークで生徒にアドバイスを送る大谷史也さん(中央)
岩手県立福岡高(根反馨校長)で20日、地域の課題を見つけて解決策を考える本年度の「地方創生カシオペア講座」が始まった。2年生46人が参加した同講座の経済コースでは、同校OBで今年3月に一戸町に地域商社「GINGA」を設立した大谷史也さん(2.....
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 岩手県立福岡高(根反馨校長)で20日、地域の課題を見つけて解決策を考える本年度の「地方創生カシオペア講座」が始まった。2年生46人が参加した同講座の経済コースでは、同校OBで今年3月に一戸町に地域商社「GINGA」を設立した大谷史也さん(22)らが講師を務め、地域経済の可能性を探った。[br] 講座は、グローバルとローカルの視点を持った“グローカル人材”を育成するのを目的に、同校が二戸市や企業、大学などと連携して毎年開催。2年生は観光、経済、看護、理工学の4コースから一つを選択し、年間通して4回の講座を受講するほか自主研究にも取り組む。[br] 経済コースは、大谷さんと同市の「小松製菓」執行役員青谷耕成さん、「馬場園芸」代表の馬場淳さんの計3人が講師を務める。[br] 初回講座で生徒たちは、グループに分かれて市の課題抽出に挑戦。商業施設やスポーツ施設、魅力ある仕事が少ない―などの課題を挙げた上で、解決策として「スポーツジムや映画館がほしい」「二戸駅前商店街のシャッターに絵を描けば明るくなるのではないか」といった意見を提案した。[br] 講座修了後、大谷さんは「地域経済はこれからの社会を切り開く可能性を秘めている。生徒たちが地域を知ることを通じて自分自身の興味や挑戦したいことを見つけてほしいし、地元の大人と関わる機会にもなれば」と期待した。グループワークで生徒にアドバイスを送る大谷史也さん(中央)