卸売業務6月20日廃止 八戸みなと漁協

株式会社八戸魚市場と八戸みなと漁協の水産物卸売業務の一本化を巡り、八戸市水産事務所は21日、漁協の業務廃止予定日を来月20日と公表した。小中野地区の旧市第2魚市場跡に建設中の荷さばき施設D棟については軽微な変更にとどまり、影響は少ないとした.....
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 株式会社八戸魚市場と八戸みなと漁協の水産物卸売業務の一本化を巡り、八戸市水産事務所は21日、漁協の業務廃止予定日を来月20日と公表した。小中野地区の旧市第2魚市場跡に建設中の荷さばき施設D棟については軽微な変更にとどまり、影響は少ないとした。[br] 21日の市議会経済協議会で市側が説明した。漁協は19日付で卸売業務の許可権者である青森県に廃止届を提出、受理された。許可権者は卸売市場法の改正に伴い来月21日以降、県知事から市長へ変更となる。[br] D棟については、2者の使用を前提にした、控室を仕切る壁の撤去などにとどまると説明。来年1月5日の供用開始のスケジュールにも変更はない。[br] 市水産事務所などによると、八戸魚市場は1932年に卸売業務を手掛け、73年から旧八戸漁連も参画。漁連の経営破綻を経て2003年から八戸みなと漁協が卸売を引き継ぎ、2者体制を維持していた。[br] しかし、八戸港で近年続くスルメイカやサバなどの漁獲低迷を背景に漁協は今月、赤字となっていた卸売業務からの撤退を決めた。[br] 同事務所の間英昭副所長は協議会終了後の取材に「一本化を機に(卸売事業者と)これまで以上にきめ細かな連絡体制をとっていきたい」と述べた。