22年1月稼働予定 久慈地区汚泥再生処理センター着工

久慈地区汚泥再生処理センターの完成予想図(久慈広域連合提供)
久慈地区汚泥再生処理センターの完成予想図(久慈広域連合提供)
久慈広域連合(連合長・遠藤譲一久慈市長)が洋野町中野地区に整備する久慈地区汚泥再生処理センターの安全祈願祭と起工式が18日、現地で行われた。2021年末の完成へ向け本体工事に入る。新施設は22年1月に稼働予定で、久慈地域4市町村のし尿や浄化.....
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 久慈広域連合(連合長・遠藤譲一久慈市長)が洋野町中野地区に整備する久慈地区汚泥再生処理センターの安全祈願祭と起工式が18日、現地で行われた。2021年末の完成へ向け本体工事に入る。新施設は22年1月に稼働予定で、久慈地域4市町村のし尿や浄化槽汚泥を受け入れる。[br] 久慈市夏井町にある、し尿処理施設は建設から50年が経過していた。新施設は地下1階、地上2階のコンクリート造り。処理能力は1日当たり105キロリットルで変わらないが、窒素処理に最新技術を採用。汚泥から年間約300トンの堆肥を生産し、一部は地域に無償提供する。[br] 事業は設計や建設、20年間の運営と維持管理を一括した「DBO方式」で発注。日立造船(大阪市)を代表企業とし、久慈市の宮城建設と下舘建設が参画する特定建設工事共同企業体が受注した。[br] 総事業費は92億6826万円で、うち建設費は46億1592万円。建設費の主な財源には、東日本大震災復興特別交付税や循環型社会形成推進交付金を充てた。運営・維持管理費は構成市町村の負担とする。[br] 起工式では、遠藤連合長が「受け入れていただいた地元住民に感謝申し上げる。地域に根ざした施設となれば」、宮城建設の竹田和正社長が「小中学生が資源循環について学習する場にもしたい」とそれぞれ述べた。久慈地区汚泥再生処理センターの完成予想図(久慈広域連合提供)