緊急事態宣言解除後、初の週末/北奥羽地方

緊急事態宣言が解除され、初めての週末を迎えた北奥羽地方。家族連れらは観光スポットや商業施設に足を運び、久しぶりの外出を楽しんだ=16日、八戸市の八戸公園
緊急事態宣言が解除され、初めての週末を迎えた北奥羽地方。家族連れらは観光スポットや商業施設に足を運び、久しぶりの外出を楽しんだ=16日、八戸市の八戸公園
新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が解除され、初の週末となった16日、北奥羽地方では、営業を再開したショッピングセンターや観光スポットなどに人が徐々に戻り始めた。家族連れらが久しぶりの外出を楽しむ姿が見られたが、感染第2波を警.....
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 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が解除され、初の週末となった16日、北奥羽地方では、営業を再開したショッピングセンターや観光スポットなどに人が徐々に戻り始めた。家族連れらが久しぶりの外出を楽しむ姿が見られたが、感染第2波を警戒し、屋内の施設では多くの人がマスクを着用。居酒屋やスナックなど夜の繁華街も営業を再開したが客足は鈍く、これまでのにぎわいを取り戻すには、もう少し時間がかかりそうだ。[br] 八戸市十日市の八戸公園は遊園地を休止し、長時間とどまっての飲食の自粛を呼び掛けているが、散歩やボール遊びに興じる親子の様子が見られた。[br] 同市の会社員石倉優実さん(30)は「今までは子どもたちが『どこか行きたい』とぐずっても連れて行けなかった。子どもがのびのびと遊んでいて良かった」とほほえんだ。娘の光莉(ひかり)ちゃん(3)は「もっと遊びたい」と、久しぶりの外遊びを元気いっぱいに楽しんでいた。[br] 七戸町の天王神社では、ヤマツツジが見頃を迎えたのも重なり、町外からの人足がやや増加。八戸市から夫婦で訪れた男性(64)は「ずっと家にこもっていたので、いい息抜きになった。明日からはまた家でのおこもりに戻る」と話した。[br] 鮮やかな黄色の菜の花畑が満開を迎えている横浜町では、中止となった「菜の花フェスティバルinよこはま」の会場で、車を止めて写真撮影を行う家族連れなどの姿が見られた。 町の担当職員は「宣言の解除で多くの人が押し寄せるかと思ったが、先週末から大幅に増えてはいない印象。例年から比べれば全然少ない」と話していた。[br] 八戸市内の大型商業施設では、店舗入口に少人数での買い物や来店時間の分散を呼び掛ける張り紙を掲示。買い物客もほとんどがマスクを着用しており、感染への警戒感をにじませる。[br] 八食センターを訪れていた市内の病院勤務の男性(37)は「人の移動が増えることで、患者が増えるのではないかと心配。自粛緩和で気が緩まないよう、みんなで注意していく必要がある」と力を込めた。[br] 居酒屋やスナックなどが立ち並ぶ八戸市中心街では、多くの店が15日から営業を再開。各店では客同士の距離を取ったり、消毒や換気を徹底したり対策を講じているが、人出自体がまばらで、閑散としている店も多い。[br] 飲食店を経営する男性(49)は「まだ外でお酒を楽しもうという気持ちになれないのだろう」と分析。「宣言も解除されたので、これからが勝負。お客さんが戻ってくるまで何とか耐え抜きたい」と話した。緊急事態宣言が解除され、初めての週末を迎えた北奥羽地方。家族連れらは観光スポットや商業施設に足を運び、久しぶりの外出を楽しんだ=16日、八戸市の八戸公園