建設計画中の複合施設予定地が大地震で浸水の恐れ、対策練る方針/大間町

複合施設の建設予定地=15日、大間町大間
複合施設の建設予定地=15日、大間町大間
大間町が旧町役場と隣接する旧大間病院跡地に建設を計画している福祉などの複合施設予定地が、日本海溝・千島海溝沿いを震源とした大地震が発生した場合、大間川に逆流した水で50センチほど浸水する恐れがあることが15日、分かった。町は本年度、基本設計.....
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 大間町が旧町役場と隣接する旧大間病院跡地に建設を計画している福祉などの複合施設予定地が、日本海溝・千島海溝沿いを震源とした大地震が発生した場合、大間川に逆流した水で50センチほど浸水する恐れがあることが15日、分かった。町は本年度、基本設計と実施設計を予定していたが基本設計のみとし、対策を練る方針だ。[br] 複合施設は、町民の交流や健康福祉増進の拠点として整備を目指している。計5590平方メートルの敷地に、延べ床面積1500平方メートル程度の平屋の建設を計画。事業費は6億5千万円程度を見込んでいる。[br] 非公開で同日行われた町議会の町公共施設配置計画策定・建設特別委員会で、町側が内閣府の有識者会議が公表した被害想定を説明し、今後の方針を示した。[br] 委員からは建設場所が適当かどうかや、人口減少が進む中で適正な規模かを問う意見などが上がり、町側は浸水対策について、基本設計の中で検討していく考えを示したという。[br] 町によると、被害想定の公表を受け、実施設計は2021年度、着工は22年度と、当初の想定より1年ずつ遅れる見込み。複合施設の建設予定地=15日、大間町大間