山菜採り遭難、県が注意喚起 「家族に行き先伝えて」/青森県

山菜やタケノコ採りが本格化する時期を迎え、青森県は入山者に対し、遭難事故防止に向け注意を喚起している。2019年の春季(4~7月)の遭難事故発生件数は32件と過去5年間で最悪となり、このうち96%が60歳以上だった。今年は雪解けが早く、入山.....
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 山菜やタケノコ採りが本格化する時期を迎え、青森県は入山者に対し、遭難事故防止に向け注意を喚起している。2019年の春季(4~7月)の遭難事故発生件数は32件と過去5年間で最悪となり、このうち96%が60歳以上だった。今年は雪解けが早く、入山者の動きが活発になることが予想され、県は「入山する際は家族に行き先を伝え、防寒対策などを講じてほしい」と求めている。[br] 県によると、春季の遭難事故発生件数は2015~19年の平均が22・4件。特に高齢者の遭難が相次いでおり、県は「高齢者は山菜がよく採れる場所を知っている。経験が豊富なだけに過信してしまうのではないか」と推測する。[br] 県は入山者に対し、▽目立つ服装や防寒対策の実施▽携帯電話やラジオ、水、食料の携帯▽1人で入山しない▽日没前に下山する▽家族に行動予定を連絡する―など遭難防止対策の徹底を呼び掛ける。[br] 県防災危機管理課の蒔苗伸郎総括主幹は「複数人で行動したり、非常食を持ち歩いたりするだけでも遭難事故防止に効果がある」と話している。