【新型コロナ】休業要請のないゴルフ場、「3密」減らし通常営業 利用客「外出は良くないが…」/青森県南地方

休業要請対象外のゴルフ場は大型連休も通常営業。施設側は感染症対策を利用者に求めるが、中には守らない人もいるという(文と写真は直接関係ありません)
休業要請対象外のゴルフ場は大型連休も通常営業。施設側は感染症対策を利用者に求めるが、中には守らない人もいるという(文と写真は直接関係ありません)
新型コロナウイルス特別措置法に基づく青森県の要請に従い、県内では多くの運動、レジャー施設が大型連休にもかかわらず休業している。不要不急の外出自粛が求められ、憩いの場となるはずの公園も利用が制限されている。一方、数少ない要請対象外施設がゴルフ.....
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 新型コロナウイルス特別措置法に基づく青森県の要請に従い、県内では多くの運動、レジャー施設が大型連休にもかかわらず休業している。不要不急の外出自粛が求められ、憩いの場となるはずの公園も利用が制限されている。一方、数少ない要請対象外施設がゴルフ場。県南地方では、利用者に感染リスク低減対策を求めつつも、基本的には“自己責任”で通常営業中だ。「細心の注意を払っている」。「外出は良くないと分かっているが…」―。施設の支配人や利用客からはさまざまな声が聞かれた。[br] 県内一の敷地規模を誇る階上町の八戸カントリークラブでは、クラブハウスを利用する場合に自動で検温したり、密閉空間を避けるために浴室の使用を禁じたりするなど、感染防止策を講じる。屋外での受付や支払いも可能なため、屋内に入ることなくプレーを終える人も増えているという。[br] 要請が出された際には休業も検討したという同クラブ。それでも、秋庭敏範支配人(73)は「広大な敷地の中で“密”になることはない」と強調。「年配の利用客も多いため、少しでも運動する機会を設けたほうがいいと判断した」と営業を継続する理由を挙げた。[br] 例年よりも客足は「3割ほど少ない」(秋庭支配人)とはいえ、連休中は連日、早朝から夕方まで100人以上が詰め掛けている。連休中にコースを回っていた南部町の50代自営業男性は「感染の危険性は理解しているが、悩んだ末に遊びに来た。屋外なので安全だと思った」と話した。[br] クラブ側は敷地内を走る5人乗りカートの乗車人数を、密を避けるため「2人まで」と利用者に求めているが、中には守らない人もいるという。 一方、県南地方の別のゴルフクラブでは、マスク着用や手の消毒、県外者の利用自粛などを呼び掛ける。ただ、浴場は自己責任で利用可能と、あくまで通常営業。支配人は「国や県から規制を受けているわけではない。細心の注意を払っているつもりだ」と淡々と語る。[br] ただ、現実にはマスク未着用の利用客も少なくない。職場の仲間4人で訪れた三沢市の50代会社員男性は「いつも一緒なので大丈夫だと思った」と苦笑い。不要不急の外出への自責の念に駆られつつも「付き合いなので我慢はできない」と申し訳なさそうな表情を浮かべた。休業要請対象外のゴルフ場は大型連休も通常営業。施設側は感染症対策を利用者に求めるが、中には守らない人もいるという(文と写真は直接関係ありません)