国境越えた助け合いの輪 中国の大学がマスク7500枚寄贈/八戸

遼寧中医薬大学から贈られたマスクに感謝する田中由紀子理事長(右)ら関係者
遼寧中医薬大学から贈られたマスクに感謝する田中由紀子理事長(右)ら関係者
八戸市のシルバーリハビリテーション協会(田中由紀子理事長)は、同協会と交流がある中国の遼寧中医薬大学(石岩(せきがん)学校長)からマスク7500枚の寄贈を受けた。中国で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻だった時期に、同協会からマスク6千枚を.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 八戸市のシルバーリハビリテーション協会(田中由紀子理事長)は、同協会と交流がある中国の遼寧中医薬大学(石岩(せきがん)学校長)からマスク7500枚の寄贈を受けた。中国で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻だった時期に、同協会からマスク6千枚を贈ったことに対する返礼だといい、国境を越えた助け合いの輪が広がっている。[br] 同協会が加盟する東北医療福祉事業協同組合は、2019年から同大と提携し、共同で漢方薬の研究開発に取り組んでいる。その縁もあり、中国での感染ピーク時には、同協会から同大へマスクを寄贈していた。[br] だが、日本でも感染拡大に歯止めがかからず、マスクが品薄になっている現状を危惧した同大が、「恩返し」の意味も込めて同協会へマスクを寄贈。4月13日に届いたマスクには、石岩学校長の「深刻な時にマスクを贈ってもらい大変助かり、感動した。今後も協力関係と友情を一層深めたい」とのメッセージが添えられていたという。[br] 田中理事長は、「今回のような助け合いや支え合う気持ちは励みになる。みんなで乗り越えていきたい」と感謝の気持ちを述べた。[br] 贈られたマスクは早速、メディカルコート八戸西病院(高橋通宏病院長)など同協会関連施設で活用されている。遼寧中医薬大学から贈られたマスクに感謝する田中由紀子理事長(右)ら関係者