【新型コロナ】事業継続、寄付で応援を/「#とわだ未来応縁」プロジェクト

「#とわだ未来応縁」プロジェクトを発表する佐々木紀仁会長(右)と蛯沢達彦プロジェクトリーダー=21日、十和田市
「#とわだ未来応縁」プロジェクトを発表する佐々木紀仁会長(右)と蛯沢達彦プロジェクトリーダー=21日、十和田市
十和田商工会議所青年部(佐々木紀仁会長)は、新型コロナウイルスにより苦境に立たされている市内の事業者を応援するため、22日から「#とわだ未来応縁(おうえん)」プロジェクトを始動する。インターネットサイト上で各事業者に対して「寄付」または「返.....
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 十和田商工会議所青年部(佐々木紀仁会長)は、新型コロナウイルスにより苦境に立たされている市内の事業者を応援するため、22日から「#とわだ未来応縁(おうえん)」プロジェクトを始動する。インターネットサイト上で各事業者に対して「寄付」または「返礼品あり」の支援金を全国から募集。顧客は実際に店に行くことができなくても、事業継続の一助ができるシステムだ。青年部が取りまとめ役となり、各事業所のサイトを集めた「まとめサイト」を運営、広く情報発信を担う。[br] 21日に十和田商工会館で佐々木会長と蛯沢達彦プロジェクトリーダーが会見を開き、明らかにした。[br] 対象は会社の規模や商議所所属の有無を問わず、希望する市内の事業者。新型ウイルスの終息後も事業継続の意志があるかなどを青年部が審査した上で、事業者ごとのサイトの立ち上げも支援する。[br] 一般の利用者は、まとめサイトから目当ての事業者を選び、「寄付」か「返礼品あり」を選択し、電子決済で寄付金を支払う。寄付は一口千円、3千円、5千円、1万円を設定。返礼品ありは一口の上限が1万円で、金額や返礼内容は事業者が独自に決める。[br] 支援を受けた事業者は、利用者にお礼状を送付する。返礼品ありの場合、後に受けるサービスの引換券代わりになる。返礼期限は6カ月を設定している。[br] 事態の終息が見通せず、青年部として支援策を模索する中、クラウドファンディングや、将来の店舗利用につながるとして全国的に広がりつつある「未来チケット」から着想を受けた。[br] 事業者だけでなく、中止になったイベントも対象にすることが可能だという。[br] 佐々木会長は「事業者に頑張ってほしいという気持ちを寄付の形で伝えるため、十和田に合ったシステムを考えた」と強調。蛯沢リーダーは「なくしたくない店や風景がある。このプロジェクトは“第1の矢”。一致団結して生き残るため、十和田愛を結集してほしい」と呼び掛ける。[br] まとめサイト(https://o-en.shop/)は22日から運用開始。事業者の募集は同日から来年2月末まで。[br] 問い合わせは、同青年部事務局=電話0176(24)1111=へ。「#とわだ未来応縁」プロジェクトを発表する佐々木紀仁会長(右)と蛯沢達彦プロジェクトリーダー=21日、十和田市