【新型コロナ】飲食業者に最大36万円/南部町が独自支援

飲食業者への支援金給付について説明する工藤祐直町長=20日、南部町
新型コロナウイルスの感染拡大による地域経済の冷え込みを受け、南部町は20日、町独自の支援策として、町内の飲食業者に緊急対策支援金を給付すると発表した。3、4月の売上金が前年同月と比べて3割以上減少した事業者を対象に、最大36万円を現金支給す.....
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 新型コロナウイルスの感染拡大による地域経済の冷え込みを受け、南部町は20日、町独自の支援策として、町内の飲食業者に緊急対策支援金を給付すると発表した。3、4月の売上金が前年同月と比べて3割以上減少した事業者を対象に、最大36万円を現金支給する。飲食業者には文書を発送し、申請を受けた上で、5月1日に第1回給付を行う予定。  20日に開かれた町議会臨時会で事業費1315万円を盛り込んだ。  2020年度一般会計補正予算案を可決。財源には財政調整基金を充てる。  給付額は月ごとに算定。飲食スペースの収容人数や町商工会の加入状況により、1カ月当たりの基準額が3万~18万円まで変動する。各月の売上金減少額が上限となる。  また町は、町内飲食店のテークアウト、宅配メニューを購入するごとに購入者へチケットを配り、枚数に応じて町特産品や商品券などと交換できる「町飲食店応援プロジェクト事業」を4月下旬から12月末まで展開する。飲食業者の国民健康保険税を1人当たり年1万円減税する支援策も検討中という。  同日、町立福地公民館で会見した工藤祐直町長は、「感染拡大防止を第一に経済対策にも取り組む。スピード感を持って困っている事業者を助けたい」と強調した。  支援金申請の締め切りは第1回が27日、第2回が5月18日。申請、問い合わせは町商工観光課=電話0178(84)2119=へ。