【新型コロナ】本格料理を自宅で 八戸・芽生会が「出張レストラン」

「出張レストラン」の企画をPRする「八戸日本料理業芽生会」のメンバー=20日、八戸市
新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、青森県内の料理人で組織する「八戸日本料理業芽生(めばえ)会」(野呂裕人会長)は22日から、利用客が自宅でレストランのようなサービスを楽しめる企画「出張レストラン」をスタートさせる。緊急事態宣言に伴う外出.....
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 新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、青森県内の料理人で組織する「八戸日本料理業芽生(めばえ)会」(野呂裕人会長)は22日から、利用客が自宅でレストランのようなサービスを楽しめる企画「出張レストラン」をスタートさせる。緊急事態宣言に伴う外出自粛要請で外食の機会が減る中、料理人が出向いて本格的なコース料理などを提供。出張先は八戸、青森両市内を基本に、その近隣地域にも対応する。同会は「外食気分を味わいたい人、レストランを愛する人たち向けの事業。おいしい料理を届けたい」とアピールしている。  同会が20日、八戸市内で記者会見して概要を説明した。企画に参加するのは、八戸を中心とした同会会員の計9店舗。日本料理やすし、洋食、イタリア料理などジャンルは幅広く、それぞれのコース料理などを仕立てる。リクエストに合わせたメニューも検討する。  料理の下準備は各店舗で行い、調理は主にキッチンカーで手掛ける。利用客の自宅キッチンを借りる場合もある。食材や調理器具、テーブルウエアなどは全て持参し、後片付けもスタッフが担う。同会の事務局で予約を受け付け、事前に料理のジャンルやコース内容などを打ち合わせる。  利用は原則2人以上。所要時間は準備や後片付けを含め、2時間半程度。1人当たり1万円(税・サービス料別)のAコース、1万5千円(同)のBコースのほか、オリジナルコースの相談にも応じる。希望日の1週間ほど前の予約が必要で、出張先の下見も行う。  同会によると、新型コロナウイルスの感染拡大で外食控えに拍車が掛かったことを受け、新たな企画として約2週間前から準備を進めてきた。参加店の多くが臨時休業中で、通常時の出張料金よりも割安という。料理を盛り付ける皿や器、グラスなどが“レストラン仕様”なのも特徴だ。感染予防の対応も徹底する。  会見で野呂会長は「日々の不安を少しでも解消し、お客さまを盛り上げていきたいという事業。出張レストランを通し、笑顔になってもらえればうれしい」と述べ、記念日や祝い事などでの利用をPRした。  予約、問い合わせは、八戸日本料理業芽生会の事務局=電話0178(47)3575=へ。