実生活で役立つ知識と技術を 千葉高生、授業でマスク製作 

仕上げのゴム紐通しをする生徒
仕上げのゴム紐通しをする生徒
千葉学園高(千葉満校長)生活文化科が、授業でマスク製作に取り組んだ。新型コロナウイルスの感染拡大による生徒の不安を、マスクの作り方を知ることで軽減するのが狙い。同科の目標である「社会や実生活で役立つ知識や技術を身につける」授業で、生徒たちは.....
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 千葉学園高(千葉満校長)生活文化科が、授業でマスク製作に取り組んだ。新型コロナウイルスの感染拡大による生徒の不安を、マスクの作り方を知ることで軽減するのが狙い。同科の目標である「社会や実生活で役立つ知識や技術を身につける」授業で、生徒たちは自信を深めた様子だった。[br] 同科の実習は、例年であれば巾着袋や甚平を製作するが、今回は社会情勢に鑑みてマスク製作を3月中旬から計画。当初は全校生徒に加えて寄付も考えたが、材料の布や糸の調達が難航し、同科の全生徒117人分を集めるのがやっとだった。[br] 2学年は14、15日に実習授業を行った。生徒たちはミシンやアイロンを使いこなし、付け心地の確認や微調整も丁寧に行い、合計4時間掛けてマスクを完成させた。[br] 中村柚葉(ゆずは)さん(16)は「思ったより難しくなかった。家族や友達に作ったり教えたりしたい」とマスクの外から自信をのぞかせた。[br] 実習を終えた同科の石橋隆子科長は、「家にあるものでマスクが作れることも指導した。今回の授業で生徒の自主性も育むことができたと思う」と語った。仕上げのゴム紐通しをする生徒