【新型コロナ】岩手県高野連、春季大会中止へ 県高総体も

報道陣の取材に応じる岩手県高野連の大原茂樹理事長=15日、盛岡市
報道陣の取材に応じる岩手県高野連の大原茂樹理事長=15日、盛岡市
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、岩手県高野連は15日、5月に開催予定だった春季の地区予選と県大会を中止する方針を固めた。県高体連も県高校総合体育大会の中止に踏み切る見通し。岩手県内で感染者は確認されていないが、新型コロナの影響は高校スポ.....
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、岩手県高野連は15日、5月に開催予定だった春季の地区予選と県大会を中止する方針を固めた。県高体連も県高校総合体育大会の中止に踏み切る見通し。岩手県内で感染者は確認されていないが、新型コロナの影響は高校スポーツの主要大会にも及んでいる。[br] 県高野連は、地区予選を5月1~5日、県大会を同15~19日と同23~24日に、規模を縮小して無観客で開催できないか、可能性を模索してきた。[br] しかし、新型コロナが収束する見通しが立たず、開催した場合に生徒らの健康と安全を守れない―と判断。15日に盛岡市内で開いた常任理事会で事務局が中止案を示し、承認された。[br] 県高野連の大原茂樹理事長は、常任理事会後の報道陣の取材に「何とか開催できないか、可能性を探ってきたが…。生徒の安全を守る立場として中止の提案に至った」と悔しさをにじませた。甲子園につながる夏の県大会については「どうしても開催にこぎ着けたい」と思いを語りながらも、今後の感染状況などを踏まえて改めて判断する、とした。[br] 一方、県高体連は14日に担当者らを集め、5月19日の総合開会式で開幕予定だった県高校総体の取り扱いを協議。「全国的に感染拡大の状況にあり、開催した場合、感染の可能性を否定できない」として、事務局が中止案を提案、了承された。[br] 県高体連事務局を務める佐藤義文盛岡三副校長は、取材に「大会を目指して頑張ってきた高校生のことを思うと大変心苦しいが、安全を最優先に考えて提案した」と話した。[br] 県高野連、県高体連はいずれも17日に評議員会を開き、これらの大会中止を正式決定する。報道陣の取材に応じる岩手県高野連の大原茂樹理事長=15日、盛岡市