九戸村長選/12日投開票、現新競り合う

任期満了に伴う九戸村長選は12日、投開票が行われ、即日開票される。いずれも無所属で、前村議の新人晴山裕康氏(65)と、3選を目指す現職五枚橋久夫氏(73)が村政継続か刷新かを巡り、激しく競り合っている。 五枚橋村政の2期8年の評価や、村が進.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 任期満了に伴う九戸村長選は12日、投開票が行われ、即日開票される。いずれも無所属で、前村議の新人晴山裕康氏(65)と、3選を目指す現職五枚橋久夫氏(73)が村政継続か刷新かを巡り、激しく競り合っている。[br] 五枚橋村政の2期8年の評価や、村が進める施設一体型小中一貫校の整備計画などが争点。[br] 晴山候補は、移住政策推進室の設置や村単独子ども手当の支給、村長報酬の減額などの公約をアピール。「さまざまな問題の根底にある人口減少と少子高齢化に第一に取り組みたい」と訴える。小中一貫校については「住民への周知も含めて十分に検証し、熟慮を重ねて決めるべきだ」とし、再検討する姿勢を示す。[br] 五枚橋候補は、農業を柱とした産業振興や福祉の充実などを公約に掲げる。小中一貫校整備の訴えに多くの時間を割き、「出生数が年間20人を割りそうな現状に向き合う」と強調。建設費については、起債を活用して長期返済するとした上で、「多額との声もあるが、財政の破綻が懸念されるものではない」と訴える。[br] 両候補とも村議12人中5人ずつが支持しており、地縁血縁も巻き込んだ激戦となっている。[br] 投票は12日午前7時から午後7時まで村内14カ所で行われ、同8時から村公民館で開票が行われる。大勢判明は同9時半ごろの見通し。[br] 6日現在の選挙人名簿登録者数は4992人(男2362人、女2630人)。