町内会で保育園運営 県内初/休屋

町内会主体で新たにスタートした十和田湖保育園を利用する子どもたちと支援員
町内会主体で新たにスタートした十和田湖保育園を利用する子どもたちと支援員
十和田市の十和田湖畔にある休屋町内会(金村金作会長)は新年度から、十和田湖保育園を運営している。同保育園を運営していた民間団体が3月末に撤退して閉園したことに伴った対応。市によると、町内会が主体となって託児と学童保育事業を実施するのは、青森.....
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 十和田市の十和田湖畔にある休屋町内会(金村金作会長)は新年度から、十和田湖保育園を運営している。同保育園を運営していた民間団体が3月末に撤退して閉園したことに伴った対応。市によると、町内会が主体となって託児と学童保育事業を実施するのは、青森県内で初めてだという。地域が子どもの成長を見守り、保護者を支える新たな取り組みに注目が集まりそうだ。[br] 関係者によると、旧保育園は昨年度まで市内の社会福祉法人が運営していたが、利用する子どもの減少を理由に撤退を決定。一方で、同地区周辺には他の保育施設がないことなどから、町内会がその役割を担おうと、地元住民が準備を進めてきた。[br] 園の名称や建物は維持しながらも、認可外保育所として新たに開設。町内会は、市所有の土地と建物を無償で借り受けた上で、市から年間750万円の補助を受けて運営することになった。[br] スタッフは計14人を確保。子どもたちを見守る支援員として、地元の女性ボランティア10人が集まった。このうち4人が保育士の資格を持っており、有資格者1人を含めた常時2人体制で託児を行う。[br] 新年度は、旧保育園を利用していた4歳児、5歳児が1人ずつ入園した。また学童保育事業では、十和田湖小の児童4人が利用する予定だ。[br] 6日は同園で開園式と入園式が行われた。園長を務める金村会長は、「保育園を一から出直すことができて、関係者に感謝している。子どもたちを地域みんなで見守り、業務を遂行していきたい」とあいさつした。町内会主体で新たにスタートした十和田湖保育園を利用する子どもたちと支援員