地域おこし協力隊に西村さん、集落支援員に大向さんを委嘱/久慈市

地域おこし協力隊の西村一章さん(右)、集落支援員の大向昌彦さん
地域おこし協力隊の西村一章さん(右)、集落支援員の大向昌彦さん
久慈市は1日、地域おこし協力隊に西村一章さん(40)、集落の現状を把握して行政との橋渡しや住民同士の交流促進を図る「集落支援員」に大向昌彦さん(40)をそれぞれ新たに任命した。2人はいずれも同市出身。それぞれの持ち場で地域活性化に当たる。 .....
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 久慈市は1日、地域おこし協力隊に西村一章さん(40)、集落の現状を把握して行政との橋渡しや住民同士の交流促進を図る「集落支援員」に大向昌彦さん(40)をそれぞれ新たに任命した。2人はいずれも同市出身。それぞれの持ち場で地域活性化に当たる。[br] 西村さんは昨年12月まで、コンビニ最大手のセブン―イレブン・ジャパンで22年間勤務。札幌市や仙台市など、転勤で各地を回り、新商品開発や店舗の指導を担当してきた。[br] 実家は同市夏井町で、父親は漁師。水産物の高付加価値化、市が養殖試験を進めるナマコの情報発信や商品開発に取り組む予定で、「他産地の事例も学びながら、新商品販売や漁師の技術継承への道筋をつくりたい」と意気込む。[br] 大向さんは都内で飲食店を経営した経験があるほか、震災後は岩手県内の産学官連携組織「いわて未来づくり機構」や北上市のNPO法人でコーディネーターとして復興支援、災害支援に携わった。[br] 集落支援員として、地域の話し合いや計画策定をサポートする。「地域性をしっかり理解し、住民の考えをうまく引き出したい。毎年のように発生する災害に対する意識啓発にも取り組みたい」と語った。[br] 2人は市立久慈中野球部時代のバッテリー。偶然にも同時期にUターンし、地域を盛り上げる立場となって再会した。大向さんは「二十数年ぶり。名前を見た時は驚いた」と笑っていた。地域おこし協力隊の西村一章さん(右)、集落支援員の大向昌彦さん