横浜町沖で釣り船転覆、船長死亡

横浜町漁協の船で救助された男性を降ろす消防署員ら=27日午後0時10分ごろ、横浜町の横浜漁港
横浜町漁協の船で救助された男性を降ろす消防署員ら=27日午後0時10分ごろ、横浜町の横浜漁港
青森海上保安部によると、27日午前8時半ごろ、横浜町の横浜漁港から南西約2・8キロの陸奥湾で、釣りをしていた小型船「第3太陽丸」=古川義一船長(79)ら2人乗り組み=が高波を受けて転覆。古川船長らは横浜町漁協の指導船などに引き上げられたが、.....
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 青森海上保安部によると、27日午前8時半ごろ、横浜町の横浜漁港から南西約2・8キロの陸奥湾で、釣りをしていた小型船「第3太陽丸」=古川義一船長(79)ら2人乗り組み=が高波を受けて転覆。古川船長らは横浜町漁協の指導船などに引き上げられたが、古川船長は搬送先の病院で低体温症により死亡。もう一人の男性(54)=野辺地町=は低体温症と診断されたが、命に別条はない。[br] 2人は同日午前7時ごろに同港を出港して釣りをしていたが、同8時半ごろに船尾左舷から高波を受けて転覆し、投げ出された。同11時15分ごろ、付近を通り掛かった漁船が転覆状態の船を発見し、漁協を通じて海保に連絡するとともに男性を発見、救助。漁船の連絡で駆け付けた指導船が古川船長を発見したが、すでに意識が無かったという。2人は救命胴衣を着用していた。[br] 同漁協によると、同日は波が高い状況だったという。事故を受け、漁港には救急車や消防車が集まり、漁協関係者で騒然としていた。二木春美組合長は取材に「近年は事故が無かったので、本当に残念に思う。海に出る際は万が一に備えてほしい」と話していた。横浜町漁協の船で救助された男性を降ろす消防署員ら=27日午後0時10分ごろ、横浜町の横浜漁港