新サーモン「青い森紅(くれない)サーモン」と命名

「青い森紅(くれない)サーモン」と命名された新サーモン=26日、青森市
「青い森紅(くれない)サーモン」と命名された新サーモン=26日、青森市
青森県は26日、県産業技術センター内水面研究所(十和田市)が開発した新サーモンの名称について、「青い森紅(くれない)サーモン」に決定したと発表した。全国公募で寄せられた897本の中から選定。県産米「青天の霹靂(へきれき)」、サクランボ独自品.....
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 青森県は26日、県産業技術センター内水面研究所(十和田市)が開発した新サーモンの名称について、「青い森紅(くれない)サーモン」に決定したと発表した。全国公募で寄せられた897本の中から選定。県産米「青天の霹靂(へきれき)」、サクランボ独自品種「ジュノハート」に次ぐ県産ブランド食材として、県は2021年度の全国デビューに向け、PRと生産拡大に力を入れる。[br] 県職員やコピーライターらで構成する選考委員5人が最終候補の5本を絞り込んだ後、相模原市の50代男性と鹿児島県枕崎市の30代女性による作品を三村申吾知事が選んだ。[br] 青い森紅サーモンは同研究所が1913(大正2)年から育成している青森系ニジマスの雌と、大きく成長するドナルドソンニジマスの雄の交配で作られた。[br] 淡水での育てやすさに加え、成熟のタイミングが遅く肉質が落ちないため、通年出荷が可能。食味に影響する餌の原料には、県産のニンニクとリンゴを使用し、さっぱりしたうま味と苦みのある味わい深いサーモンに仕上がった。[br] 對馬廉介県農林水産部水産局長は「内水面養殖魚をけん引し、県産ブランド産品を代表する食材に育てたい」と意気込んだ。[br] 現在、新郷村と十和田市の2事業者が生産しており、今後はむつ市、青森市など3事業者を加えて生産を拡大する予定。20年度は約5トン、約2500尾を販売する見込み。「青い森紅(くれない)サーモン」と命名された新サーモン=26日、青森市