【新型コロナ】八戸市内の小中学校が修了式中止

学級担任(左)から通知表などの配布物を受け取る保護者=26日、八戸市立八戸小
学級担任(左)から通知表などの配布物を受け取る保護者=26日、八戸市立八戸小
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、八戸市内では26日、大半の市立小中学校が当初予定していた修了式と離任式を中止した。市教委による自粛要請を受けた形で、多くの学校では児童生徒の登校も取りやめとなり、保護者に通知表などを渡す対応に切り替えた。.....
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、八戸市内では26日、大半の市立小中学校が当初予定していた修了式と離任式を中止した。市教委による自粛要請を受けた形で、多くの学校では児童生徒の登校も取りやめとなり、保護者に通知表などを渡す対応に切り替えた。[br] 市教委などによると、中学校全24校が式典を中止。小学校は市小学校長会が自粛を申し合わせており、本紙取材では全43校のうち、少なくとも38校が取りやめた。[br] 一部の学校では、子どもたちに時間をずらして出校してもらい、配布物を渡した後、早急に帰宅させる措置を採った。配布物については、郵送や教員による家庭訪問、新年度の出校時に渡す学校もある。[br] このうち、市立八戸小(大浦和典校長)は午後3時から保護者に通知表や宿題などを配布。3年女子の母親(38)は「休校期間中の唯一の出校日だったので、娘も残念がっていた。ずっと級友にも会えていないので、早く安全な環境に戻ってほしい」と願った。[br] 転任予定の教職員は、子どもたちに別れのあいさつができないまま学校を去ることに。4月から江南小に異動する伊藤佳奈子教諭は「人生には急な別れもある。今の友達と一緒に過ごせる大切さを感じてもらえたら」と話していた。学級担任(左)から通知表などの配布物を受け取る保護者=26日、八戸市立八戸小