【新型コロナ】学校再開4月上旬大半 再検討の自治体も/青森県南・岩手県北

新型コロナウイルス感染防止対策の臨時休校について文部科学省が24日、学校再開に向けた指針を示したことを受け、青森県南、岩手県北地方では4月上旬に学校を再開する自治体が多い見込みだ。ただし、23日夜には八戸市で新型ウイルスの感染が確認されてお.....
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 新型コロナウイルス感染防止対策の臨時休校について文部科学省が24日、学校再開に向けた指針を示したことを受け、青森県南、岩手県北地方では4月上旬に学校を再開する自治体が多い見込みだ。ただし、23日夜には八戸市で新型ウイルスの感染が確認されており、再開時期や方法などを検討中の自治体もある。[br] 4月上旬ごろに県立学校の授業を再開する意向を示す青森県教委。文科省の指針を受け、学校教育課の長内修吾課長は「今後に影響があるのか、内容を精査している段階」と説明。再開時期などは県の対策本部と情報交換し、今週の早い段階で公表するという。[br] 八戸市教委も新年度から学校を再開する方針。市内の小中学校では出校日を設けて経過観察を行っているが、現在まで感染が疑われる子どもは確認されていない。ただ、伊藤博章教育長は24日の会見で「感染の拡大状況によっては、自宅待機を強化してもらうよう求める可能性もある」と厳しい表情をのぞかせた。[br] 階上町の小中学校は31日に臨時校長会を開き、授業の態勢や部活動の在り方などを協議する。入学式と始業式は4月に実施予定。南部町、田子町、新郷村は春休み明け以降の再開に向け準備を進めている。[br] 三沢市や六戸町では入学式は基本的に例年通り実施。おいらせ町では4月7日に入学式や始業式を行う方針。むつ、大間、東通、風間浦、佐井の5市町村は同7日に入学式を予定。[br] 対応を協議中の自治体もある。十和田市では26日の出校日に関し、八戸での感染を受けて取りやめた。学校再開は3月中に判断する。七戸町、東北町、横浜町、六ケ所村は25日までに対応を検討。五戸町では4月7日に学校は再開するが、スポーツ少年団や部活動の中止期間を3月31日から4月7日まで延期する。三戸町は対応を協議中。[br] 野辺地町では今後の感染者の動向を踏まえ、通常登校や分散登校による短縮授業などを判断する。[br] 久慈市内の小中学校は当初の日程通り4月から授業や部活動を再開。久慈市教委の浅水泰彦教育部長は「感染が広がった場合は方針転換を検討する」と柔軟に対応する構え。二戸市や洋野町は4月から再開予定。[br] 岩手県教委は4月の新学期から県立学校の授業を再開する方針で、25日に学校再開に向けた指針を示すとしている。